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世界の半分

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 多くのものがそそと移ろう。私はその変わっていく様に追いつけもしない。あいも変わらず痛むこの足で歩くだけだ。ところが期待され、待遇は悪いが非常に多くの責任を持つ立場になった。先日は立場上訳あって空を経て岡山で多くの人々に会った。同じ様に責任のある人間が色んな立場でそれぞれの目的に向かう。いつでも人が容物のために。

 父の笑顔を思い出す。あの日、珍しくいや初めて家族の行き先に付き合って、私の焼く肉を、美味しそうに頬張って「こうしてもらえるなら食べられたんだ」と、今まで肉嫌いと言い張っていた言い訳をする。知らない事を知らないといえない人だった。ただ単純には踏み荒らせない、小さな世界をしっかり持っている人だった。故にいつでも対立が待っていたがそんなことは今は些事に過ぎない。続きを読む

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