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慣れた匂いは気づけない。何度それに救われようと。何度それに愛されようとも。またすぐに忘れてしまう。その扱いひとつで吾が彼岸に今にも辿り着かんというのに。死と同じ容のそれには最早どちらでもよい眼差し。だが何と眩しいのだろう。いつも抽象の果てに捨てられてしまうそれらには常に慎重に扱わねばならない。世界はいつも世界と等しい。君にも世界をあげよう。そこは本当には愛しかつまっていないんだ。
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慣れた匂いは気づけない。何度それに救われようと。何度それに愛されようとも。またすぐに忘れてしまう。その扱いひとつで吾が彼岸に今にも辿り着かんというのに。死と同じ容のそれには最早どちらでもよい眼差し。だが何と眩しいのだろう。いつも抽象の果てに捨てられてしまうそれらには常に慎重に扱わねばならない。世界はいつも世界と等しい。君にも世界をあげよう。そこは本当には愛しかつまっていないんだ。